トコトコ農園よりバイパスに向かう途中の農地一反を借りて個人農園を始めました。
昨年は、雑穀栽培に情熱燃やすマユミさんとのコラボ、「手前味噌の会」での大豆作りなどトコトコの活動だけでは味わえない農園ライフを楽しみました。
今年向かえた2年目ですが、昨年残念な結果に終わったトマトの”ソバージュ栽培”のリベンジを果たすべく準備を始めました。”ソバージュ栽培”とは「野生」を意味し早い話、放任栽培ですが、高さ2mのアーチ支柱にネットを張り、枝葉がそれに沿って繁茂する姿はトマトのグリーントンネルのよう!これに憧れました。しかし昨年、額面通りほったらかした結果、株は四方に暴れまわり根元に倒れ果実は下敷きで腐ってしまい、描いていたイメージとはかけ離れた無残な姿になってしまいました。その反省踏まえ今年は定植初期には脇芽を取ったり、誘引早めにしたり株がきれいに立つようこまめな管理を心掛けてやることにしました。
GW連休に定植し1ケ月経ちましたが、ソバージュは今のところ順調です。
ところで今年は苗作りに保険をかけすぎ、200株もの苗を作ってしまいました。
ソバージュ栽培では50株だけ定植し残りをどうするか?普通に植えるのではつまらないと思い4つのパターンで植えることにしました。(実際には行き当たりばったりでこうなったのですが)どんなものかを以下に紹介してみます。
1. ソバージュ栽培(サンマルツァーノ種、ローマVF種 計50株)
先にお話ししたものです。トコトコでも度々苦心するキュウリネットを張るのですが
なぜか一人ですんなりできました。今年はテープラーを奮発して購入、誘引作業が格
段に楽になりました。これまで何気なくしていた芽欠きですが、花房直下の脇芽が強
くて遅れるとすぐに主枝がどっちか迷ってしまう、改めての発見がありました。
2. 1本仕立て(ホーム桃太郎、20株)
大玉なので定番の1本仕立てにしました。雨除けなしの素でどんな感じになるかやってみます。(天候まかせ栽培)
3. 竹ドーム仕立て(野生種にちかい小玉トマト2種、計20株)
Youtubeで竹のスタードーム作りを見て、これだ!と思い立ちました。竹はトコトコの恩人コイヌマさんの口利きで狭山湖近くの中山ブドウ園さんからいただきました。ナタ1本での竹割が思いのほか大変、竹を組んでからドーム状に立ち上げるのも一人だったためイマイチな出来栄えですが、初めてやったことを差し引けば程々満足。定植後2週間ほどしたら勝手に?2本立ての姿になっていたので今後はそれをキープすることにしました。
4. 竹のあずまや仕立て(サンマルツァーノ種、20株)
味をしめ月イチで通っているときがわ町の畑でも竹ドーム作りをしました。
切り出したばかりの竹を使い、アマゾンで買った竹割器をつかったらまあ楽なこと!
5人で立ち上げたらきれいな半球状になりました。そこで割った竹が大量に余っていたので所沢に持ち帰り、あずまや作りをひらめきました。5月末まで植え付けを伸ばしていたので株がだいぶ疲れてしまいましたが、壁を枝葉がおおって憩いのあずまやになること期待です。
4種類の仕立てで100株余りを植えましたが、理想の姿に近づくよう期待して週末の世話をしていきたいと思います。しかし竹って便利な資材ですね。ドーム、あずまやとも材料はヒモ代だけで済んでしまいます。機会あればトコトコでもみんなで作ってみたいと感じました。また最後になりましたが、タカハシ農園には皆さんお気軽に遊びにおいでください。
【おまけ】
タカハシ農園では昨年トマトのほかポロネギ、アーティチョークといったそんなもん作ってどうすんの?的な野菜を植え付けました。
年を越えて収穫となりましたが、作ることに興味はあるが、食べることに興味のない私はどうやってさばくか困りました。
友人や農園に来られる人におすそ分けしましたが、それでも余る。ならばプロに提供してついでに評価してもらおうということで自宅近くのイタリアンに交渉し食材として提供しました。ポロネギ、アーティチョークともにパスタの具材で使われましたが、さすがにプロ!美味しかった。パルマ産生ハム、パスタの美味しい店です。感謝を込めて宣伝しときます。
生ハムZEN 所沢市東住吉5-9 イオボヌール所沢101 TEL 04-2941-4993