今年の2/1(土)小手指公民館調理室で、前年栽培した大豆で昨年に引き続き、2年目の味噌作りを行いました。
スタートは、7月上旬の原料となる大豆の種まき。少し遅いと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、 雑草の繁殖が落ち着くこの時期に種まきを行う事で、雑草取りの手間が省けるというメリットがあります。
栽培場所はトコトコ農園の道路を挟んで裏側の雑木林。広さは、11m×11mです。
初年度の昨年は、トコトコ敷地内でほぼ同じ広さを要して、10s弱の収穫。。。。。
何故か?7畝中2畝が全く発芽しなかったり、大量の虫が発生し、葉っぱを食べつくされてしまったり、 徒長しすぎて株が倒れてしまったり、、さんざんな収穫結果でした。
今年は、逆に、手間を掛けないという方針のもと、畝は作らず、 平撒きでマルチもネットも張らないという自然に任せる作戦で挑みました。
※唯一、鳥対策でテグスを張り巡らせたのみ。
この方針が上手くいったのか?結果的に、大豆の発芽率は90%以上でした。
作業も、中耕土寄せを兼ねた草取りを3回行っただけで、後は11月の収穫までほぼ放置。虫の被害や徒長での倒れ等もなく、収穫量は昨年の約2倍の約22sと大収穫となりました。
ただ、豊作で喜んでいたのも束の間、収穫と収穫後の調整が本当に大変でした。
特に、大豆を乾燥させて豆を手作業で一つ一つ取り出す脱穀作業です。
個人的に11月下旬から12月上旬にかけて仕事が有給を取りやすい環境にあったので、 5日程有給を取り、土日も使ってなんとか、脱穀と選別をすることができました。
ただ、苦労と喜びは溶離一体で、秋の青空のもと、黙々と脱穀作業をしている時に、 干している大豆が「パチッ!」という鞘がはじける音が聞こえた時には、なんとも言えない幸福感を覚えました。
最後は三ケ島にある「オギノエンファーム」さんに、脱穀機と唐箕をお借りして、作業を終える事ができました。
その後、脱穀した大豆13.5s・米麹17s・塩6sを持ち寄って、小手指公民館調理室にて約50sの味噌仕込みを行いました。(写真A〜C)
参加者一人当たり、5sずつを配分し、これを寝かせて、恐らく夏を越した11月頃から食べる事となるでしょう。
大豆そのものは、体を冷やす食物で消化吸収する際に体に負担がかかるそうです。
そう言った事を、昔の人は誰に教わるわけでもなく、経験から知っていて、きっと味噌や醤油に加工して食していたのでしょう。
味噌などの発酵食品は腸内環境を良くして免疫力をあげると言われています。 大事な子供を育てる気持ちでじっくり熟成するのを待ちたいと思います。
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