ロバのパン屋をご存じですか?
昭和30年代 西日本にいた方は知っているかもしれません。
私が物心つくかつかない頃、かすかな記憶に残っています。というより、ロバのパン屋が来るときの曲が今でも頭から離れません。
チャンカチャンカチャンカチャンカ・・・そのころ聞いて育った人はなつかしく思い出されることでしょう(最近ユーチューブで聞くことができます)
ロバのパン屋は奈良か京都が発祥の地らしく、関西ではロバが引いてパンを売っていたようです。後に奈良出身の友達に聞いたところ、確かにロバが引いていたと (余談 彼女はお母さんから汚いから食べるなと言われていたそうですが)
私は18歳で上京するまで、四国の高知で育ちました。
高知といえば、四国山脈と太平洋に囲まれ陸の孤島のようなところです。
今はカツオのたたき、坂本龍馬で有名でしょうか。
昭和30年代(映画オールウェイズの頃)テレビが出始め、テレビのあるお宅に子供達が集まって見に行っていたころです。パン屋さんなんてなかったと思います。
そこにあらわれたロバのパン屋 移動販売です。私の記憶ではロバのパン屋といっても車の移動販売でした。
今のパンではなく、蒸しパンの中にジャムやチョコなど入っていたように思います。
どうしてロバのパン屋の話がでたかというと、私がトコトコ農園に入れて頂いた後、ロバのパン屋ならぬロバの八百屋なんていいんじゃないかと思っていました。
(今は思っていませんよ。とても無理なことですから。)
高知の野菜は、ナス、ピーマン、ミョウガ、ショウガなど、ときどき関東で売られていますが、こちらにはない野菜として、葉ニンニクがあります。これはニンニクの茎ではなく分葱のように束ねて売られています。高知ではそれをネギの代わりにすき焼きに入れます。ニンニクの香りのするパンチの効いたすき焼きができます。すき焼きには葉ニンニクは欠かせないという感じです。葉ニンニクは茹でて酢味噌和えにしてもおいしくいただけます。
カツオのたたきにもニンニクの薄切りがついてきます。高知県民ニンニクが大好きみたいです。
面白い方言として、私の祖母はカボチャのことをボウフラと言っていたそうです。他県から嫁いだ母が、ボウフラを食べるのかとびっくりしたと言っていたのを記憶しています。以前、前代表の神山さんがカボチャのことをボウブラという地域があるとおっしゃっていましたが、それが変化したもののようです。
高知県民なら、農業なんてお手のものと思われるかもしれませんが、トコトコ農園にいれていただくまではまったく畑仕事はしたことがありませんでした。畝って何という感じでしたので、すべてが新鮮でした。
トコトコ農園も早いもので、7年たつのでしょうか。いつまでも新鮮な気持ちを持ちつつ、畑に親しんでいきたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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