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トコトコ農園通信

2014年1月20日 更新

作業はじめ


トコトコ農園の今年最初の作業は1月7日でした。

今回の正月休暇は長い人で9連休だったそうです。帰省後のなまった体を寒風にさらされると自然に背中が丸まってしまいます。しかしそんな時こそ背筋をピンとのばして作業に取り組んでもらいたいものです。

今年最初の作業内容は昨年末にやり損ねた、麦踏と堆肥の散布です。

今年の小麦の出来は良さそうです。一昨年は12月に極端に雨が少なく、昨年の収穫量はその前の年の3分の1くらいでした。

今年は芽だし生育ともに順調です。一昨年並みの収穫が期待できそうです。

麦踏の経験がない人はおっかなびっくり、靴底を気持ち浮かせるようにやさしく踏みつけています。

でもその気持ちはよくわかります。若い芽を踏みつけてよいのは小麦くらいで、あとは誤って畝をまたぎ損ねて芽を踏んづけてしまうと、「○○さんの収穫配分は減らしますよ!」と私が冗談で脅すので、これがトラウマになっているからでしょう。

麦踏作業は女性中心にお願いしています。力仕事ではないので正月でなまった体を目覚めさせるのにはちょうどいい運動量です。

「ダイエットにいいですよ」といえば、女性は嬉々として麦を踏みつけます。

麦踏と同時並行して、チップ堆肥を撒いてもらいました。堆肥の成分はチップ9割に対して鶏糞1割を混ぜて堆肥化させたものです。所沢市内の養鶏場が副収入として作っている堆肥を2t車で2往復して運んでもらい、2反ある第2農園の3分の2のスぺースに撒きました。料金は2tで8千円と手ごろです。

このチップ堆肥を撒く主目的は土壌改良で、土をふわふわにするためです。肥料としてはそれほど期待していません。

人力で堆肥をできるだけ均等に撒いてから、トラクターですきこみます。これで3月以降の準備を終わらせました。

正月三が日は比較的穏やかな天気でしたが10日過ぎあたりから寒さが厳しくなってきました。特に10日はこれまでに経験したことのない寒さでした。

ドラム缶に貯めた雨水の表面はしっかり凍っていましたが、その氷を取り出しても一向に解ける気配がありません。テーブルにこぼした水が気付くと瞬時に凍ってしまいました。風が吹いてくると体感温度はさらに下がりました。

おりしも北アメリカの東海岸のニューヨークではハドソン川全体が氷結し、さらに北のナイヤガラの滝の一部が凍ってしまいました。中国の内モンゴルではマイナス45度を記録したようです。

一方南半球のオーストラリアは熱波に襲われ気温40度を超え、蝙蝠がこの暑さで空からバタバタと落下して10万羽が死んだそうです。蝙蝠は43度になると暑さに耐えかねて死んでしまうのだそうです。ヒッチコックの「鳥」のワンシーンを思いおこします。

かつてアメリカのゴア元副大統領が北極海の氷が解けだし、地球温暖化に警鐘を鳴らしましたが、その一方で南極の氷は年々厚くなっていたことが調査結果で明らかになりました。先日もロシアの観光客船が氷に閉じ込められ、これを救助した中国船もまた閉じ込められてしまいました。南極大陸とその周辺の海域の氷は確実にその面積を広げています。

こうしてみると単純に近年の世界的な異常気象の原因を温暖化に求めるのは微妙になってきました。

1月中は白菜、ニンジン、ホウレンソウ、ネギなど収穫するものもありますが、2月に入るといよいよ収穫できる作物も尽きてきます。そこで今年は初めて「餅つき」をすることになりました。

畑の薪ストーブでもち米を蒸かし、臼と杵を市から借りて寒さをブッ飛ばそうという企画です。

餅つきの様子は2月20日号でアップする予定です。


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メール:koji@ganbare-nougyoujin.org
ブログ:畑にそよぐ風(http://nougyoujin.blog.so-net.ne.jp/