<<<所沢の農業を学ぶ>>
<グループ紹介> 所沢市民大学20期「日本の農業グループ」は研究生9名(男性6名、女性3名)と企画委員2名の11名のメンバーで、その経歴は様々ですが、三つの共通点があります。一つ目は、実家が農家であるとか、現在市民農園など実体験で農業を理解していること。二つ目は「消費者」として、農産物やその加工品の安全や鮮度への関心を持っていること。三つ目は「市民」として、農業問題を将来の食料供給や地域の環境保全の問題として捉えていることです。
東京農工大学淵野先生の講義を受け、日本の農業の現状と将来にについて、さらに研鑽していきたいと、意欲をもって集ったグループです。
<活動の記録>
2013年3月19日 | グループミーティング |
4月 9日 | グループミーティング、グループ内の役割分担決定 |
4月16日 | グループワーク |
4月23日 | 淵野先生の講義・グループワーク |
5月14日 | グループワーク |
5月21日 | 淵野先生の講義・グループワーク |
5月28日 | 出前講座(所沢市農業振興課)・グループワーク |
5月30日 | 農家訪問(陽子ファーム) |
6月11日 | 農家訪問(トコトコ農園)・グループワーク |
6月18日 | 農家訪問(海orot)・淵野先生の講義・グループワーク |
6月25日 | 農家訪問(中島農園)・グループワーク |
7月 2日 | 農家訪問(ゆうき福祉会)・グループワーク |
7月 9日 | 農家訪問(関谷農園)・グループワーク |
7月16日 | 所沢商工会議所訪問・グループワーク |
7月23日 | グループワーク |
7月23日 | 所沢市シルバー人材センター訪問 |
7月26日 | 所沢市農業振興課訪問 |
7月30日 | グループワーク |
8月 6日 | グループワーク |
8月27日 | グループワーク |
9月 3日 | グループワーク |
9月10日 | 淵野先生発表会資料の指導・グループワーク |
9月17日 | グループワーク |
9月24日 | グループワーク |
10月 1日 | グループワーク |
10月 8日 | グループワーク発表会 |
<研究テーマの設定> 2年前の18期の市民大学「日本の農業」グループでは、日本の農業の弱点を4つにまとめ、その解決策として「集落営農化」「生産法人化」「国の政策と支援」が必要と提言しました。
昨年の19期「日本の農業」グループでは、「所沢の農業の現状」に絞り、他地域の事例を取り上げ「生産者」「行政」「市民」の3者による「共通ビジョンづくり」の必要性を提言しました。
現在、日本の農業はTPP交渉などに関連して、新聞やテレビで取り上げられています。しかし、その情報は法律用語や統計数字、TPPやFTAなどの横文字があふれ素人には難解です。そこで、私たちは身近にあり、自分の目で観て話を聴くことができ、そして何かができそうな「所沢の農業」を、三つの視点から取り上げることにしました。一つ目は、所沢農業がいわゆる日本の農業と何が違うか、地域特性の視点です。二つ目は、農家は何を作りどのようにお金に換えているか、農業経営の視点です。3番目は、将来の食料不足や都市環境の保全のための、農地・緑地の保全と活用の視点です。(図3)
まず現状を理解するために、私たちは現場に出て、課題に取り組んでいる農家の人たちの話を聴くことにしました。それぞれの事例を三つの視点からまとめていくと、今まで見えていなかったところが、見えるようになりました。半年間という時間の制約があり、首都近郊の立地とは、直接関係ないと考えられる茶業農家は訪問していません。私たちがお世話になりました訪問先を次回以降でご紹介します。(図4)
(2回目に続く)
ご興味、ご関心をお持ちの方は、何なりとお気軽にお問い合わせください。
メール:support@ganbare-nougyoujin.org