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2007年10月6日

第4回 稲刈り <1>

待望の稲刈りを行う・・・はずだった。


 6月9日、小雨のなか田の泥に足を取られながら何とかやり終えた田植え。その稲はけなげにも大型台風にも倒れず、立派に育った。

 そして待望の稲刈りを9月29日(土)に行う・・・はずだった。


 早朝ベランダに打ちつける雨音で目を覚まされた。黒く厚い雲がいまいましくも西の空を隙間なく占領している。インターネットで美里町のピンポイント空模様を開く。一日中雨マークがついていた。

 翌30日の空模様を見ると全日曇マークが表示されている。ためらいもなく、予定を翌日にずらすことを決めて、参加者にその旨の情報を流すが、行き違いですでに出かけてしまった人達が何組かあった。主催者として事前の連絡体制の不徹底が悔やまれた。


 ところが雨脚はピンポイント予報をあざ笑うかのように、午後遅くなればなるほど強くなってきた。15時現在の予報は早朝の予報に反して、明日は今日以上に強い雨と表示されている。


 結局、稲刈りは一週間ずらして10月6日に設定しなおした。稲穂は十分実り、刈り取り時期をこれ以上伸ばすことができない。残念だが、稲刈りは美里町のスタッフにお任せすることになってしまった。

 そこで稲よりも生育が遅い10条植のもち米を刈り残してもらい、このもち米を手刈することになった。10月20日の餅つき用の米である。

 2反(600坪)の棚田の大半がすでにきれいに刈入れされて、もち米は端っこにぽつんと刈残されていた。

 「これくらいの量ならあっという間に終わるかな」と思ったが、これがとんでもない間違いだったことが作業を始めて数分もたたずに判明した。

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雨で手刈ができず、やむなく機械で刈った稲。奥の緑が刈り残したもち米。

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刈りいれ前のたわわに実ったもち米。

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鎌の使い方を指導する、茂木さん。

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15束をひとまとめにして、天日干のために稲わらで縛る。

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刈り取りのスピードに説明が追いつかない。