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2007年6月9日

第1回 田植えの会 <1>


 5月下旬を予定していた田植えが雨不足の影響で6月9日にずれるというハプニングに、前途多難を思わせた「米作り体験」第1回。

 前日の関東地方の空模様は午後には雷雨交じりの激しい雨という予報でした。

 参加応募者からは「雨の場合、中止ですか」という前日の問い合わせに、「多少の雨でも、田植えは予定通り行います」と答えたものの、「最初からつまずくのはなんとしても避けたい」というのが本音でした。


 そんな強い願いが天に届いたのか、何とか午前中はもちそうな具合で、「決行」の二文字が頭の中を独占します。

 埼玉県北部、美里町の田んぼに、遠く神奈川県の三浦半島から参加してくれるKさんのためにも、絶対天気はもってくれなきゃこまる。


 スタッフが会場に着いたのが9時少しすぎでしたが、立川から参加のTさん夫妻はすでに到着していました。気合が入っています。空は厚い雲に覆われていますが、幸い雨は落ちてきていません。


 10時半の集合時間に25歳の青年、M君から遅れるという連絡が入りましたが、スタッフを含め30人弱が集合場所の「武蔵野市場」にそろいました。

 米作りの指導をしてくれる茂木さんから、米作りの心構えと作業中の注意事項を聞いて、いよいよ田んぼに向かいます。徒歩2分くらいのところに緩やかな棚田状の田んぼが広がっています。


 パレットで育てられた苗の緑が目に優しくしみいります。片手に乗るくらいの大きさに苗をパレットからはがして、植えるしぐさを説明する茂木さん。それに熱心に聞き入るHさんの奥さん。

 田んぼに二本張られたロープの手前側に2〜3本づつ苗を等間隔に植える茂木さんの姿を見ていると、なんとも簡単そうに見えます。ところが見るとやるとは大違い。田んぼの幅20メートルに張られたロープの前に一列に並ぶために田に踏み入れたとたん、泥に足を取られる人が続出。次の一歩のための足が抜けなくなり、左右の男性の手助けでようやく脱出できたYさん。

 Yさんは3人の台湾留学生を引率してきた日本語学校の事務長さんですが、個人的に農業に関心をもつ方です。ところがこのY事務長さん、これに懲りてしまったのかついにこの日は二度と田んぼに入らずじまい。次回7月の草取りにはなんとしても田んぼに入っていただきたいものです。

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