野菜の栄養価ランキング
前号のテーマは「秋冬野菜」でしたが、秋冬野菜の代表的なものはホウレンソウ、コマツナ、カブ、ダイコン、そしてブロッコリーなどです。
これから12月、1月にかけて寒さが増すと、野菜の甘みもどんどん増して行きます。
この時期は毎週、発泡スチロール製のトロ箱が収穫物でいっぱいになります。同じ種類の野菜が集中して収穫される場合の加工調理法や保存方法はそのつど、取り上げてきましたが、今回は野菜の栄養価に注目して取り上げることにしました。
基準となる栄養価はビタミンとミネラルの9種類として、各種類ごとのベスト15の作物を調べてみました。
9種類とは・・・
ビタミンA(βカロチン)
ビタミンB1
ビタミンB2
ビタミンC
ビタミンE
カルシウム
カリウム
鉄
食物繊維
自分たちが育てた秋冬野菜をまず手始めに調べてみると・・・
ホウレンソウ、ブロッコリーは9種類のうち5種類がベスト15に入っていました。ホウレンソウはビタミンA、B2、Eとカリウム、鉄の5種類でした。ブロッコリーはビタミンB1、B2、C、Eと食物繊維です。
コマツナは9種類のうち4種類がベスト15に入って、カルシウム、カリウム、鉄とビタミンAでした。
栄養価は高いと聞いていたダイコンの葉、カブの葉が、それを裏付けるように、ともに9種類のうち5種類がベスト15に堂々入っていました。
ダイコンの葉はビタミンA、B2、Eとカルシウム、鉄でした。カブの葉はビタミンB2、C、Eとカルシウム、鉄です。
ダイコンやカブの間引き菜は柔らかく、量も適度で調理は簡単ですが、ダイコンの葉は大きくて、調理する前に一度湯がかねばならないため、もったいないと思いつつ捨ててしまうはめになりがちです。カブの葉はダイコンほど大きくないので我が家では味噌汁の中に入れて食べています。