お知らせ

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次の体験イベントは「蕎麦打ち」


 6月の田植えに始まった第2回「米作り体験」も9月23日、雨があがりの田んぼのなかで苦戦しながら稲刈りを行い、無事全日程を終えることができました。

 述べ参加人数は230名あまり、小さな子供から大人まで楽しみながら、有意義な体験をしたことと思います。

 とれたお米は反当り7,5俵あまりで、参加者優先で販売したところ、あっという間に完売でした。お米を早速味わった参加者から、「とてもおいしい、普段もち米を混ぜて炊いていたが、もち米入りのようなモチモチ感がある」と好評でした。

 昨年、お米を買っていただいた方々から、お米を買いたいという連絡をしていただきましたが、その要望にお応えできず、この場を借りてお詫び申し上げます。


 「米つくり体験」を終え、次なる「体験」企画をお知らせいたします。

 11月から12月にかけては、新蕎麦シーズンにあわせ、「蕎麦打ち実習」を行います。蕎麦打ち教室は各地で多数開かれていますが、今回の「蕎麦打ち実習」は、自分で蕎麦を刈り取り、脱穀をし、その蕎麦粉をつかって「蕎麦打ち」をしてもらいます。正真正銘の地場産、新蕎麦を使った蕎麦がその場で食べられ、自宅にも持ち帰ることができます。


 蕎麦の自給率は20%、80%はほぼ中国からの輸入に頼っています。国産蕎麦がなぜ価格が高いのか、収穫体験によってその理由はおのずと理解できると思います。

 限定20名の参加者募集ですので、お早めにお申し込みください。


 特集「五輪後の北京事情」は前号に引き続き第2回目です。当初は2回連載の予定でしたが、調べていくうちに中国の農業問題を取り上げざるを得なくなりました。上海や北京の華やかな都会にばかり注目が集まりがちですが、中国の農業ならびに農村の深刻な状況を知らずして、そこから先へは進むことができなくなりました。

 次号(10月27日号)の特集においても引き続き「五輪後の北京事情」をお届けします。


編集後記

 10月も中旬、蕎麦好きにとっては待ちに待った新蕎麦のシーズンの到来です。北海道・東北などの北国や長野など標高の高いところにある産地から順に新蕎麦が出回ります。

 今号の「イベントのお知らせ」や「NPOからのお知らせ」でもご案内していますが、今回の蕎麦打ち講習は米作りを体験した宮代町の畑で栽培されている蕎麦を刈入れ、脱穀した蕎麦粉で打つという文字通り、地産地消を地でゆく“ホンモノの蕎麦打ち体験”が味わえそうです。

 宮代町産の蕎麦粉は地元の関係者の間でも香りがよいと評価が高いそうで、味の方でも期待できるようです。ふるってご参加ください。

 もうひとつ、必見テレビ番組のご案内です。10月10日の朝日新聞朝刊21面で紹介されているテレビ番組「お米のなみだ」がそれです。宮城県鳴子町で実際に立ち上げられた「鳴子米プロジェクト」、丹精こめて作られたお米を地域住民が買い取り、作り手と田園風景を守るという、現実の「地産地消」の取り組みをドラマ化したものです。プロジェクトの関係者の友人から、「感動・絶賛ものだから是非、見てほしい」との連絡がありました。

 19日(日)午後4時45分〜5時58分、NHK総合テレビで放映されます。今年、米作り体験をされた皆さんにはとくに、見てもらいたい内容のようです。ご都合の悪い方は、ビデオの予約をお忘れなく!


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