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収穫後の後処理


 小さなスペースですむ家庭菜園や市民農園ではあまり気にする必要のないのが、収穫が終わった後処理の問題です。

 しかし比較的大きな面積で野菜つくりをしていると、剪定した葉や収穫後の処理しなければならない量もかなりなものになります。自然のものは自然に帰せ、つまりすべてを土にすき込めばよい、と書いてある本も見かけます。しかし硬い茎や土深く張った根が土のなかで腐食し、よい土へと変質するまでは時間がかかります。その間、休耕地となり畑にデットスペースが生まれてしまいます。比較的大きな面積といっても300坪前後の畑に、欲張って出来るだけ多くの種類の野菜を作ろうとすればやはりスペースを有効に利用しなければなりません。


 この1年間に栽培した作物を種類別に以下、書き出してみます。

 <葉物類>

 小松菜、ほうれん草、水菜、チコリ、リーフサラダ

 <根菜類>

 ジャガイモ、サトイモ、人参、大根、コカブ

 <大型野菜>

 白菜、ブロッコリー、キャベツ

 <果菜類>

 キュウリ、トマト、とうもろこし、枝豆、スナップエンドウ

 <その他>

 ネギ、ピーマン、たまねぎ

 全部で20種類以上になりますが、JA東京中央会の資料によると東京の代表的野菜が30種類ですから、ちょうど3分の2を作っていることになります。


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葉ものは根きりするだけで処分する量は少ない

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ネギ、人参はごみになる部分がない

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大根は葉も食用になり捨てるところがない

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サトイモはジャガイモ同様、葉と茎が枯れてから収穫