お知らせ

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発行遅延のお詫び


■ 7月28日(月)発行予定が遅れました。理由は発行4日前に突然、スパイウエアにパソコンが侵され、取りだめした写真まで、再生不能になりました。27日(日)に何とか復旧できましたが、それからの編集作業に追われ、遅れてしまいました。お詫び申し上げます。

■ 前号でお知らせいたしましたように、新コーナー「イベント・セミナー・各種募集情報」を開始いたしました。皆様の情報を随時お待ちしております。

■ 8月9日・10日の「嬬恋1泊2日ツアー」の募集を締め切りました。9月13日・14日のツアー募集の締め切りは8月29日です。ふるってご参加お願いいたします。9月の嬬恋は秋風も心地よく、快適な自然を満喫できることと思います。

■ 今号の「“食と農”気になる情報<18回>」の「食品表示の落とし穴」は先日、横浜税関の横浜港に集積される輸入食材の実態を見学・取材した結果、浮かび上がった疑問を取り上げてみました。次号は大手新聞、雑誌、TVではほとんど取り上げられていない輸入食材の想像を絶する実態をレポートする予定です。ご期待ください。


編集後記

 先週、かねてから噂に聞いていた野ざらしの輸入農産物の実態を見学しに横浜埠頭に行ってきました。野積みになっている青いポリ容器の中には、各種の山菜がビニール袋の中に漂っていました。真夏のいま、袋の中の水は多分、熱いお湯になっているはずです。

 案内の方がポリ容器の蓋を開けて見せてくれたのは、なめこ。濃い塩水につけてあることは間違いないようですが、鼻を近づけてみるとかすかに塩素のような臭いがしました。

 ヘタをカットされたナスが入った木箱。同じくきゅうり、かぼちゃ、ニンニク。漬物用にカットされた大根等々……。5年経っても腐らないとか。ポリ容器の近くには虫も鳩も近寄らないそうです。

 テレビでよく放映される飛行機で空輸される農産物は一部の高価なものだけ。たいていは船便で運ばれてきます。2〜3週間かかって港に着き、さらに野ざらしになっていても腐らない。どうしてこんな輸入農産物が存在するのか。これを利用する食品メーカーの作り手たちの神経はどうなっているのか……。中和して添加物を入れて、味をつけて、ぬめりさえもつけられるとか。

 こんな現場を実際に目のあたりにすると、いま騒がれている賞味期限や産地偽装などの意味がわからなくなってしまいます。この埠頭には全国各地のナンバーを付けたトラックがこれらの農産物を引き取りに来るとか。蕎麦の産地、山菜の産地、落花生の産地、わさびの産地、梅干やニンニクの産地までも、数え上げればきりがないとのことです。

 とんだところで、食糧自給率39%の日本のお寒い現実を目のあたりにした一日でした。

 ご案内とお話をしていただいた港湾労働組合書記長の奥村さんに感謝です。なお、この詳細は次号の特集でレポートする予定です。ご期待ください。


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