田舎暮らしの新しい模索
市民農園、週末農業で安心、安全な野菜を自分で作る人たちが増えています。
2007年は団塊世代の一斉退職が始まった年ですが、国土交通省が提唱してきた「田舎暮らし」、「二地域居住」政策が社会に与えたインパクトの度合いはどの程度なのかは、測りきれません。しかしこのウェブマガジンの「田舎暮らし情報」のコーナーには毎日コンスタントにアクセスがあります。それだけ潜在的な「田舎暮らし」の需要が根強いのかもしれません。しかし、要望は多いものの現実に「田舎暮らし」を実行に移すことができた人はそれほど多いという話は聞きません。
やはり住み慣れた土地から見知らぬ土地へ移住するには家庭内外、さまざまな障害、問題があるのでしょう。
さまざまな問題の中には掛け声ばかりが先行して、田舎暮らしを希望する人たちを受け入れる側の施設、ノウハウが整っていないという事情もありました。
現在、各地方自治体や民間企業、NPOなどが「空き家住宅」の積極的借り上げなどの手立てを施し、おくらばせながら低価格の長短滞在型の「田舎暮らし」促進に動いています。
これは本格的な「田舎暮らし」、「二地域居住」へのシュミレーションの機会と考えられます。車でいえば急発進を避けて、ゆっくりとした運転慣らしのステップのようなものでしょう。
各地の情報をインターネットから拾い出してみました。
長野県・「別荘のない別荘に行こう・長期滞在型」
http://www.choukitaizai.com/shinsyu/index.htm
山形県・最上町の公共施設、1ヶ月滞在型「せんしん館」
http://mogami.tv/m_kurasu/koukyou/koukyou03.html
鳥取県・「鳥取田舎暮らしを支援します」
http://www.city.tottori.tottori.jp/www/contents/1190694619030/index.html
富山県・射水市、空き家滞在型施設「射水でまっとるっちゃ!」
福井県・若狭市、就農定住者向け施設「かみなか農楽舎」
http://www.nouson-kaminaka.com/