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はじめに


 昨年一年を通して「ベランダから始める農業」を掲載し、手軽に誰でもできる野菜作りについての情報をお届けしてきました。小さな種が小さなプランターの中で芽を出し、育っていく様子は楽しみでもあり、小さな感動を与えてくれました。

 今年は「ベランダ」を飛び出し、栽培する種類や量を増やし、本格的な野菜作りに挑戦します。

 本格的という意味は路地栽培で20種類ぐらいの野菜・根菜を栽培する予定です。しかも2〜3坪に小さく区切られた区画で個人が思い思いに野菜作りを楽しむ市民農園的なものではなく、300坪(1反)の広さの畑でプロの農家の指導を受けながら、自分の食べる野菜を極力自分で作るという体験記です。

 安全・安心のできる野菜を食べたいという思いと、「賞味期限」を他人任せにするのではなく、自分の味覚を大事にしたいという二つの思いから、できれば自分が口にする野菜・根菜のすべてを自分で作ることが望ましいのですが、それには時間と経験が必要です。そこでベランダでの野菜作りとはまた違った意味で、野菜作りの面白さを楽しみながら日常的に食べる野菜・根菜の大半は自分で作ってみようという試みです。


 作るものは小松菜、ほうれん草、レタス、水菜などの葉もの、ジャガイモ、人参、たまねぎ、ピーマンなどポピュラーなもの、枝豆、トマト、キュウリ、とうもろこしなどの夏野菜、秋から冬にかけてはダイコン、サトイモ、白菜、なす、かぶ、ねぎ、ブロッコリーなどを予定しています。

 栽培法は慣行農業を基本にしますが、極力農薬は使わないこと、肥料も堆肥、緑肥を主として化学肥料を従とします。

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