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次号新企画のお知らせ


 「特集 ニッポン“食託”事情・イギリスの田園風景に秘められたテーマ」は今回で12回連続、好評掲載してきましたが、ここでいったん連載を休止いたします。新たなテーマで再登場を期待しています。


 さて次号からは「食と農の気になる情報」(仮題)を連載する予定です。

 この内容は各種新聞、雑誌、インターネット情報の中からときどきの「食と農」に関する「気になる情報」をピックアップして生活者の視点から考えようという企画です。


 世界的な穀物不作とエタノール燃料の影響が私たちの食生活にダイレクトに食料品の値上げという形で大きく響いてきます。食料の海外依存度の高い日本にとっては死活問題です。

 日本の食料自給率の異常な低さはこれまで繰り返し指摘されてきましたが、一般の生活者レベルではあまり深刻な問題と捉えてはこなかった、これが偽らざる現状でした。


 しかし、これからはそうは言ってはいられません。国産牛・豚・鳥の餌はほとんどすべてといっていいくらい輸入飼料に頼っています。その飼料の価格が高くなれば、いや確実に高くなりますが、いやおうなく諸物価高騰の引き金になります。真剣に食料自給率問題を観念ではなく実生活のテーマとして考えざるをえなくなります。

 そこで「気になる」情報を原則、月2回お送りする予定です。ただしタイムリーな情報はこの原則にとらわれることなく発信したいと思っています。


リレーブログのゲスト募集中!

リレーブログのテーマは「食・農・自然」です。テーマの範囲内であれば自由に書き込みしてください。さりげなく宣伝なさりたいことも書き込みOKです。下記の要領でブログに書き込みしてくださる方を募集いたします。

<応募要綱>

 テーマ:「食・農・自然」

 文字数:一日一回で200文字と写真2〜3点

 期 間:掲載連続7日間

 題 材:書き込みしたいテーマと簡単な自己紹介文を添付のこと

     (ご自分のホームページ、

      ブログがあればそのURL、アドレスを書いてください)

 応募方法:下記メールアドレスで随時受け付け


編集後記

 晴天の日曜日、代々木公園で開催中の今年最後の「東京朝市・アースデイマーケット」に出かけてきました。このイベントは4月22日号でも紹介しましたが、“食と農のつながり”を軸としたライフスタイル発信の場として毎年4月から10月まで、月一回開催されている本格的なファーマーズマーケットです。

 出展者は自然や健康に配慮した野菜や食材、アクセサリー、衣類や小物まで多岐にわたっています。来場者も家族連れから、若者ペアー、熟年層まで、文字通り老若男女が大勢、集まっていました。友人の出展者の一人とその仲間達とで、ささやかな打ち上げをしたのですが、先ごろ放映されたNHKの特集番組「ライスショック」が話題になりました。

 「食糧自給率39パーセント」という問題に個人としてどう対処するか。そこに集まった仲間たちの結論としては「個人としての自給率をどう上げていくか」ということでした。分りやく言うと米なら米、野菜なら野菜をどういう人から購入するか、そのような関係をどう作り、発展させていくかということになるのでしょう。グローバルマーケットやら効率至上主義を説く既成の学者や識者とは違った、若者たちの前向きな姿勢と笑顔が頼もしく見えました。


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