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ほうれん草とパセリのその後


「暑さ寒さも彼岸まで」。

 この言葉は今年に限り当てはまりそうにありません。

 秋のお彼岸を迎えても夏真っ盛り。このままでは季節が1ヶ月ずれてしまうような異常気象です。


 前号で取り上げた「ほうれん草」と再チャレンジの「パセリ」のその後の生育状況をレポートします。

 まずほうれん草ですが、暑さのためか、芽だしは最悪の状態でした。プランター全面に種を播いたのですが、発芽率はおそらく20%に達したかどうかの状態でした。

 異常な暑さを考慮せず、種まきが結果的に早すぎたせいでした。

 間引きをするとプランターはさらにスカスカの状態になってしまいました。ころあいを見て早めに収穫して、次の種まきを試みる予定です。季節が大幅にずれてきているのでおそらく、遅すぎるということはないでしょう。


 次にパセリですが、二回目はプランターを日当たりのよい場所に置き換えたためか、芽だしは一応順調です。ただし、もう少し様子を見なければ前回同様、途中で葉が落ち、立ち枯れするおそれは十分あります。もともと暑さが苦手なパセリのことです、まだまだ安心できません。それにしてもパセリは生育に時間がかかる植物です。


>> 茂木清一 <<
1948年埼玉県生まれ。埼玉県美里町で農業を営む。元JA技術指導員。
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プランターがスカスカ状態のほうれん草

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葉の状態に比較して、茎が弱々しいほうれん草

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これからが本当の勝負のパセリ

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前回はこの状態のあと、葉が落ちていったパセリ