小松菜その後とオクラの状況
3月8日に種まきした小松菜のその後です。
3月26日号でレポートしましたように通常種まきから3〜4日後に発芽するところ、連日の低温続きで発芽が3月19日にずれ込んでしまいました。
その後やっと春らしいまったりとした気候となって、順調に生育しましたが、4月16日から再び10度以下の気温が2〜3日続き、4月20日現在の生育状況は写真にあるとおり、まだまだです。やはり発芽が1週間ほど遅れた影響でしょうか。
さて、早めに種まきしたオクラの状況です。
少し早めを覚悟で、黒ポットとプランター植えの二通りの方法で種をまきました。
それぞれ4月7日に種をまきましたが、種まきをしたとたん、気温が下がり、黒ポットのほうは夜になると室内へと移動させました。そのせいか、4つの黒ポットはちょうど1週間後にそろって発芽しました。3日から1週間ほど早く発芽したことになります。
しかし、プランターのほうは簡易手製ビニールマルチをかけても、連日の低温、雨降りにたたられ、4月20日現在、ほとんど発芽していません。こちらは室内の黒ポットとは逆で発芽の標準日数(10日〜14日目安)をすぎても、写真のような有様です。プランターのほうは3日から1週間ほど遅れるかもしれません。
小松菜もオクラの生育も、ともに気をつけていることは、できる限り水遣りをひかえていることです。土の表面が乾燥したときだけ湿る程度に水をかけます。植物の生命力に頼り、過保護にしないことです。
たとえ小ぶりでもしっかり栄養をうちに蓄えるので、味はよいはずです。
>> 茂木清一 <<
1948年埼玉県生まれ。埼玉県美里町で農業を営む。元JA技術指導員。